障害理解 誰もが自分らしく 市福祉ふれあいセンター 「インクルーシブ社会」の講座

障害理解 誰もが自分らしく 市福祉ふれあいセンター 「インクルーシブ社会」の講座
障害の歴史や合理的配慮について学ぶ参加者

 性別や人種、障害の有無などにかかわらず、誰もが自分らしく活躍できる「インクルーシブ社会」をテーマとした講座が14日、苫小牧市福祉ふれあいセンターで開かれた。苫小牧の一般社団法人STADT(シュタット)の理事で、インクルーシブ講師の谷口慶太さんが、時代の流れとともに変化してきた障害への理解について解説した。

 子育て中の人や共生社会の実現に関心を寄せる人など24人が参加。同センターの指定管理者・労働者協同組合ワーカーズコープセンター事業団が、自主事業として主催した。

 谷口さんは「障害には絶対性がなく、時代によって捉え方は全く違っていた」と強調。特に18世紀から19世紀にかけての産業革命以降、「経済的成長のためには、長時間働けない人は排除してもいい」という優生思想が一般的となったことを説明した。

 数十年前からは、障害者が暮らしにくさや不自由を感じるのは、当事者個人の側ではなく、障害のない大多数の人がつくった社会側に課題がある―という「社会モデル」が浸透していることも解説。法改正により、4月から国内企業の義務となった合理的配慮もこの考えに基づくもので、谷口さんは「合理的配慮は対話なしでは始まらない。この概念が人と人が分かり合うためのツールになり得るのでは」と期待を込めた。

 講座ではこのほか、苫小牧民報社の記者が、取材の中で感じた障害者に対する社会的障壁を紹介した。

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