不登校6年連続最多588人 市教委は対策に苦慮 市議会

不登校6年連続最多588人 市教委は対策に苦慮 市議会
苫小牧市内の不登校児童生徒数の推移

 苫小牧市議会定例会は17日、本会議で一般質問を再開した。市内小中学校で不登校の児童生徒は2023年度、前年度比95人増の588人となった。6年連続で過去最多を更新し、原因も多岐にわたっている現状で、市教育委員会も対策に苦慮している。

 小野寺幸恵氏(共産)、金沢俊氏(新緑)の質問に答えた。

 市教委によると、23年度に30日以上欠席した不登校の内訳は、児童が195人(前年度比65人増)、生徒が393人(同30人増)。原因は友人関係や学業不振をはじめ、市教委は「コロナ禍による長期休暇で、休むことにためらいがなくなった。『必ずしも学校へ行かなくてもいい』との認識があるのでは」と推察する。

 市教委はフリースクールやICT(情報通信技術)の利用なども進めるが、不登校の増加に歯止めをかけられずにいる。一方、別室での学習支援や家庭との連絡、家庭訪問などの登校支援を通して、「教室以外で安心して過ごせる居場所や自分のペースで学ぶ機会ができ、家庭との信頼関係や登校につながったケースもある」と説明する。

 福原功教育長は「子ども一人一人を多面的、多角的に分析して未然防止、欠席の長期化を防ぐ対策が重要」と強調し、「全ての子どもたちが誰一人取り残されず、夢と希望を持って将来の自分の姿を思い描きながら自立し、生きる力を身に付けられる学びを継続できる教育環境の整備に、学校、地域社会と一丸になって取り組む」と述べた。

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