苫小牧市勇払の自動車部品製造業、トヨタ自動車北海道(高橋慎弥社長)は2023年度、売上高は前年度比3・5%増の1996億円だった。2期連続の増収決算となったが、物価やエネルギー価格の高騰による製品の価格調整の面が大きく、製品の販売台数は前年実績を下回った。
製品の販売台数は、無段変速機(CVT)、ダイレクトシフトCVT、ハイブリッド(HV)トランスアクスルなどの「トランスアクスル」が7・7%減の113万台。四輪駆動部品「トランスファー」が0・3%減の58万3000台だった。
自動車業界が100年に1度といわれる大変革期を迎え、電動化や自動運転など新たな領域で技術革新が進む中、23年度は同社も製造部品の移行が進んだ。屋台骨を長らく支えた自動変速機(AT)は、今年2月に6速ATラインをシャットダウンして終えた。
一方、今年3月にはトヨタ自動車(愛知県)のHVシステムで、次世代エンジン「第5世代」では初の部品受注となる、HVトランスアクスルの新機種(PA10)の生産を始めた。同社は「生産計画は公表していないが、少しずつ増えていく見込み」とする。
また、トヨタ北はダイハツ工業(大阪府)向けのHVトランスアクスルやCVTも製造する中、23年度は同社が認証試験不正問題で全車種の出荷を停止した。トヨタ北は23年度決算への影響について「生産台数への影響はあるとも無いとも言えない」としている。
















