安定的供給に努める ラピダス用水、苫小牧市と連携 定例道議会一般質問スタート

安定的供給に努める ラピダス用水、苫小牧市と連携 定例道議会一般質問スタート
苫東の水需要への対応について説明した鈴木知事=21日午後、道議会庁舎・議場

 第2回定例道議会は21日、本会議を再開して一般質問に入った。畠山みのり氏(民主・道民連合)は、ラピダス(東京)が千歳市に建設中の次世代半導体工場で2027年の本格稼働時に使用する水を、苫小牧東部地域(苫東)の苫小牧地区工業用水道(工水)から供給することに伴い「苫東における、関連企業を含めた将来的な水需要と安定的な供給をどのように考えているのか」とただした。鈴木直道知事は「半導体関連企業等が集積する先進地の情報収集に努め、苫小牧市や株式会社苫東とも連携していく」と説明。「将来的な企業の立地動向とその水需要を把握しながら、苫小牧工水を活用した用水の安定的な供給に努める」との姿勢を示した。

 また、畠山氏はラピダスの工場排水について道内の水産団体から懸念が示され、環境調査を求める声が上がっていることも質問。

 知事は「各種環境関連法令に基づく指導等を通じ、良好な水環境の保全に向けて、千歳市とも連携しながらラピダス社が行う水処理などの環境対策が適切に実施されるよう対応することが重要」との認識を示した。その上で、「道民の安全・安心のため、千歳川におけるモニタリングなど必要な実施について千歳市などと協議を進める」と説明。ラピダスと連携し「道民の不安や懸念に対し、丁寧な説明や情報発信に努める」と述べた。

 渡辺靖司氏(自民党・道民会議)は、大規模改修工事中の赤れんが庁舎を有料化し、指定管理者制度を導入する条例制定案が提案されていることに触れ「名称やリニューアルオープン時期について、どのように考えているのか」と迫った。

 知事は条例の名称は「重要文化財の名称であり、道の本庁舎として使用されていたことを示す『北海道庁旧本庁舎』を用いることとした」とし、「赤れんが庁舎」の名称は「道民に広く親しまれ、知名度も高いことから、通称として積極的に活用する」と答弁した。

 今後は、指定管理者の選定手続きなど必要な準備を進め、「小中学校の夏休み期間なども勘案の上、来年の7月25日にリニューアルオープンする」ことを明らかにした。

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