この日の第2試合だった鵡川。同じシードチームだった苫東の敗退を目の当たりにした小池監督は「野球の恐ろしさを見た思い。『謙虚な気持ちで臨め。全力疾走を忘れるな』。試合前にそう呼び掛けました」と語った。全体がそろっての練習量にハンデがある連合チームながら、えりも・富川打線にはパンチのある好打者が布陣し、守備のセンターラインも堅固―との見立てをした歴戦の指揮官は「うちは初戦で硬さもあったし、負ければ今のチームが終わる夏の大会はやはり独特ですよ」と言う。その大事な試合のマウンドを任されたのは2年生の住友。三回には打者としても適時打を放ち、勝ちきるムードをもり立てた。「投球では制球力を発揮できなかった」と反省しつつ、「3年生と一緒にまずは円山へ行きたいです。次の試合ももっと頑張ります」とひたむきだった。














