【ロサンゼルス時事】米大リーグ機構は２７日、オールスター戦（７月１６日、テキサス州アーリントン）の先発野手を選ぶファン投票の１次結果を発表し、ナ・リーグの指名打者（ＤＨ）部門で大谷翔平（ドジャース）が２７７万７１７３票を集めてトップに立った。２位のカイル・シュワーバー（フィリーズ）とは約１２７万票の大差。

　両選手は６月３０日～７月３日の最終投票に進み、得票の多い方が先発出場する。１次の結果は持ち越されない。大谷が選出されれば、エンゼルス時代から４年連続４度目となる。

　全体トップはアーロン・ジャッジ外野手（ヤンキース）で３４２万５３０９票。各リーグ最多だったアのジャッジとナのブライス・ハーパー一塁手（フィリーズ）の先発出場は確定。その他の先発野手は最終投票で決まり、３日に発表される。

　アのＤＨ部門で８位の吉田正尚（レッドソックス）、ナの外野手部門で１６位の鈴木誠也（カブス）は最終投票に進めなかった。投手や控え野手は選手間投票などで決定し、出場選手は７月７日に出そろう。

 菊池８敗目 鈴木１０号ソロ 吉田は２打数１安打

　【サンフランシスコ時事】米大リーグは２８日、各地で行われ、ドジャースの大谷はジャイアンツ戦に１番指名打者（ＤＨ）で出場し、一回は見逃し三振に倒れた。

　ブルージェイズの菊池はヤンキース戦に先発したが、六回に３ランを浴びて逆転され、六回途中４安打４失点、７奪三振で８敗目（４勝）を喫した。チームは５―１６で大敗。

　カブスの鈴木はブルワーズ戦に４番ＤＨで出場し、四回に先制の１０号ソロを放った。２桁本塁打は３年連続。レッドソックスの吉田はパドレス戦に６番ＤＨで出場し、２打数１安打だった。パドレスの松井は九回に５番手で登板して１回無失点。パドレスが９―２で勝った。