経営に「マイナス」55% 道内企業 歴史的な円安影響 商工リサーチ道支社 運輸業72%で最多

経営に「マイナス」55% 道内企業 歴史的な円安影響 商工リサーチ道支社 運輸業72%で最多

 東京商工リサーチ北海道支社は、6月に実施した道内企業の円安に関する調査結果を発表した。5月末(1ドル=156円前後)の為替水準の円安が経営に及ぼす影響について、55・6%の企業が「マイナス」と回答し、過半数を超えた。前回調査(2022年12月実施、1ドル=138円前後、54・4%)に比べ1・2ポイント悪化した。歴史的な円安が企業経営に与える影響は深刻化している。

 「影響はない」が34・4%で、「プラスマイナス拮抗(きっこう)」が9・3%。「プラス」と回答した企業は0・7%にとどまった。

 「マイナス」と回答した企業の規模別では、大企業が47・4%だったのに対し、中小企業は56・2%。中小企業が8・8ポイント上回った。

 「マイナス」回答の産業別では、燃料価格の高騰で打撃を受ける運輸業が72・7%で最も高い。これに輸入商品の仕入れ価格が上昇した小売業が71・4%、製造業が62・5%、卸売業が61・5%と続いた。

 今年度の想定為替レートについては、1ドル「150~155円未満」が27・7%で最多。これに「155~160円未満」が22・8%で続いた。今後、円安がさらに進み、「160円以上」(170円以上も含む)になると想定する企業は計24・0%となり、約4分の1を占めた。

 自社にとって望ましい為替レートについては、「120~125円未満」が28・1%で最多。以下、「130~135円未満」と「135~140円未満」(共に13・6%)、「110~115円未満」(11・8%)の順だった。

 調査は6月3~10日にインターネットで実施。道内企業291社から有効回答を得て集計、分析した。

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