北海道エアポート(千歳市、HAP)とトヨタ・コニック・プロ(東京)は7日まで、運転免許証がなくても乗れる車両「電動小型モビリティ」の実証実験を新千歳空港で行っている。高齢者や障害者らの移動支援と、インバウンド(訪日客)向けのサービス向上を目的に2種類を用意し、空港を訪れた人に快適な移動を提案している。
車両はトヨタ自動車(愛知県)が開発した移動支援の三輪車「C+walks(シーウォークエス)」と、インバウンド向けに和傘をあしらった2人乗り車両「&brella(アンブレラ)」。HAPは空港内で使用する移動手段を検討する一環で、トヨタは新たなモビリティを周知する狙い。1日から国内線と国際線を結ぶ2階連絡通路で実証実験を行っており、希望者は無料で試乗できる。
シーウォークエスは市販モデルを用意。速度は大人の早歩き程度の時速6キロで、前方に人や障害物を見付けると、センサーで自動減速する優れもの。兵庫県の無職粟田政志さん(65)は「空港内はちょっとした移動でも距離があるので、こんな乗り物があると便利。あまり速くなくて安心して乗れる」と今後の実装に期待を寄せた。
アンブレラはスマートフォンのアプリで操作でき、インバウンドや親子連れらが興味津々。大阪府から家族3人で観光に訪れた紺谷美子さん(48)は「ゲーム感覚で操作できて、移動するのが楽しくなる」と満喫し、長男の祥太郎君(8)は「ボタンを押すだけで、車が簡単に動いた」と喜んでいた。



















