日本選手の本塁打は2人目 大谷、球宴初アーチ 米大リーグ

オールスター戦の3回、先制3ランを放つナ・リーグの大谷=16日、アーリントン(時事)

 【アーリントン時事】米大リーグのオールスター戦は16日、テキサス州アーリントンのグローブライフ・フィールドで行われ、ナ・リーグの2番指名打者で出場した大谷翔平選手(ドジャース)が三回の第2打席で右翼に先制3ランを放った。4年連続4度目の球宴出場で、自身初アーチ。日本選手の本塁打は2007年にランニングで記録したイチロー(マリナーズ)以来で2人目。柵越えは初めて。

 大谷は投打で出場した21年に勝利投手になっており、オールスター戦で勝ち星と本塁打を記録した初の選手となった。第1打席は四球、第3打席は空振り三振で途中交代し、2打数1安打3打点だった。

 メジャー1年目の今永昇太投手(カブス)はナの4番手で四回に登板し、1回を無安打無失点に抑えて1三振を奪った。

 試合はア・リーグが5―3で勝利。決勝2ランのデュラン(レッドソックス)が最優秀選手に輝いた。

大谷、真美子さん伴い登場

 …オールスター戦前に選手がレッドカーペット上を歩く恒例行事。ドジャースの大谷も妻の真美子さんを伴って参加した。気温35度を超える暑さの中、夫妻は手をつなぎ、ファンの歓声に応えながら約100メートルを歩いた。

 大谷は茶色のスーツに白いシャツ、白いスニーカーで登場。ジャケットの内側には愛犬デコピンのイラストがあしらってあり、大リーグ専門チャンネル「MLBネットワーク」のインタビューで「(スーツは)自分の愛犬の色で、中に自分の犬がプリントされている」と満面の笑みを浮かべた。

 真美子さんは白いドレスを着用。大谷は「普段にはない格好だと思う。楽しみにしていたと思うので、きょうは楽しみたい」と語った。

 球宴初選出の今永は黒のスーツで参加。前日の練習中に大谷と話す場面もあり、「成功者の道を聞くことが一番、僕のここでの成功につながるので、全てのことを聞いた」と振り返った。

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