北海道電力の齋藤晋社長が24日、業務あいさつで苫小牧民報社を訪れた。同社がまとめた道内最大の石炭火力発電所、苫東厚真発電所(厚真町)の4号機の脱炭素化ロードマップについて、齋藤社長は「5号機が出来たら4号機がすぐ廃止という話ではない」と強調した。
北電は国の長期脱炭素電源オークションに応札するため、4号機の脱炭素化ロードマップを提出し、22日に電力広域的運営推進機関(東京)が公表していた。公表資料によると、4号機は2030年度にアンモニア20%の混焼を始め、30年代後半に比率をアンモニア50%に高め、40年代にアンモニア専焼の5号機(仮)を設ける構想だ。
齋藤社長は「まだ仮の部分」と前置きし、「カーボンニュートラル(温室効果ガスの排出ゼロ、CN)が進んだ時の電力需要と再生エネルギーの供給量によって、石炭ボイラー設備をどうするか見極めなければ」と説明。「石狩と苫小牧は調整力電源としてしっかり活用していく」と述べた。
また、石油資源開発(東京)、出光興産(同)と共に苫小牧沖で計画する二酸化炭素を分離、回収、貯留する技術CCSの事業化に向け、「苫小牧はCNの集積地になると思っている。いろんな企業を手を取りながら進めたい」と意欲を見せた。
















