2050年までに二酸化炭素(CO2)の実質排出量をなくす「ゼロカーボンシティ」を宣言した苫小牧市は今年度、小中学生を対象に新たな推進事業を展開している。▽全37小中学校での出前講座▽各校でのゼロカーボンスクールチャレンジ宣言▽長期休業中に家庭でエコ活動を促すチャレンジシート事業―の三つで、昨年度の未来創造こども会議に参加した小中学生の政策提言を取り入れた。
24日は市ゼロカーボン推進室の職員が苫小牧東小学校を訪れ、3~5年生約90人に出前講座を行った。CO2の排出で地球温暖化が進み、海面上昇や食料不足などのリスクに発展する流れを解説し、脱炭素に向け家庭でできるエコ活動を紹介。合間のクイズでは、児童が積極的に手を挙げた。4年の新井弥君(10)は「温暖化対策に節電や節水が役立つことが分かった。やってみようと思う」と話した。
出前講座は6月からスタートし、同小は8校目。10月までに全小中学校で実施する。夏休みと冬休みには、同講座で学んだエコ活動を記載したチャレンジシートを配布。子どもたちに▽ごみの分別▽トイレのふたを閉める―などの中から実践した項目のチェックを求め、休み明けに回収して集計、分析する。
ゼロカーボンスクールチャレンジ宣言では11月から来年2月までに、各校で省エネ行動の目標を策定し、ポスターや約15秒の動画を作成してもらう。
市ゼロカーボン推進室の櫻井理博室長は「節電や節水は継続が大事。子どもの頃から気に掛け、習慣づけるきっかけになれば」と期待する。
















