沖縄本島南部に浮かぶ久高島のイラブー(エラブウミヘビ)漁と薫製加工に懸ける住民の伝統継承への思いを描いた記録映画「沖縄久高島のイラブー」(岡田一男監督)の上映会が14日午後1時半から、しらおい創造空間「蔵」で開かれる。入場無料で予約不要。直接会場へ。
岡田監督が1978、79年に記録した漁の映像を2021年にデジタル化した。23年に新たな撮影を加え、漁の技術や島民の心を支える信仰がどのように伝承されてきたかを明らかにした。上映時間は102分。
上映後の午後3時15分ごろから、民族共生象徴空間(ウポポイ)運営本部の野本正博副本部長と岡田監督のトークショーも予定している。久高島の自然の恵みに対する信仰は、アイヌの精神文化にも共通するとみられ、両者の文化の比較について語る。
白老文化観光推進実行委員会(熊谷威二会長)などが主催する芸術祭「白老文化芸術共創―ルーツ&アーツしらおい2024」の一環。「蔵」では町内工芸作家17組の企画展示「白老の手仕事展」も20日まで開催している。

















