第50回衆院選が15日、公示される。道9区(胆振・日高管内)は、立憲民主党前職の山岡達丸氏(45)、自民党新人の松下英樹氏(34)、共産党新人の立野広志氏(67)の3氏が出馬する見通し。2021年10月の前回は初の与野党一騎打ちが実現したが、今回は野党候補の一本化は見送られる。事実上の選挙戦を繰り広げてきた3氏は、15日はいずれも室蘭市内で第一声を放つ。
4選へ実績アピール 立憲・山岡氏
4選を目指す山岡氏は、労働組合をはじめ支持基盤を固めつつ、無党派層を積極的に取り込んできた。前回に引き続き苫小牧市医師連盟の推薦を得るなど、保守層への浸透も図る。
12日には樽前山神社で必勝を祈願。苫小牧市内のホテルで合同選挙対策本部決起集会を開き、支持者約350人(主催者発表)に政策を訴えた。
山岡氏は、新型コロナ流行下で事務所に窓口を設置し、国が用意した支援策を事業者に紹介するなど、現職として国と地域をつなげたことや、胆振東部地震の被災地復興に取り組んだことをアピールした。
さらに自民党の裏金事件を受けて「9区が政治資金問題や公職選挙法違反の舞台になった」と嘆き、「政治の信頼なくして政策を推進できない。選挙は有権者の政治を変える声を、形にできる機会」と訴えた。
15日は午前9時10分から、室蘭市の旧マックスバリュ室蘭東店前で第一声。苫小牧市では午後5時20分から、市役所西側中央玄関前で街頭演説を行う。
知名度向上に奔走 自民・松下氏
自民党派閥の裏金事件で堀井学元衆院議員が辞職したことに伴い、党道9区支部長候補の公募で選ばれた松下氏。今月9日に党本部から正式に公認されたばかり。苫小牧市を中心に街頭演説を行うなど、自身の知名度向上に奔走してきた。
11日には市内で事務所開きと出馬会見。松下氏は支持者約120人(主催者発表)を前に「皆さんの古里を枯れさせてはならないと決意を新たにしている。地域の皆さんと国との架け橋になることが私に課せられる仕事」と意気込み、選挙戦に向けて「負けることは考えていない。勝つことのみ」と力強く言い切った。
12、13両日も市内各所で街頭演説を展開し、「未来のため、子どもたち、孫たちのためにできることをしていく」と声を上げ、室蘭市内で開かれた公明党時局講演にも足を運んだ。
15日は午前9時半ごろ、室蘭市のむろらん広域センタービル前で第一声。その後、伊達市や登別市を遊説し、苫小牧市では午後5時に若草町の選挙対策事務所で出陣式を行う。
市内回り支持固め 共産・立野氏
立野氏は昨年7月の出馬表明以降、15人程度の小規模集会や街頭演説、支持団体へのあいさつまわりを中心に活動し、支持層を固めてきた。党悲願の比例代表道ブロックの議席獲得を目指し、自民党の裏金問題に対する批判票や無党派層の掘り起こしも進めてきた。
12日は苫小牧市内で支持団体を回るなど支援を呼び掛けた。苫小牧地区労連の定期大会で演説し、JR苫小牧駅前など2カ所で街頭演説。自民党に対して「中身が変わらなければ、看板が代わっても、政治は良くならない」と訴え、立野氏は「選挙が近づき反応が目立つようになった。自民党の裏金問題や大変な暮らしもあって(支持を)訴えやすい」と手応えをつかむ。
15日は午前9時から、室蘭市の室蘭公共職業安定所前で第一声。西胆振を中心に遊説し、苫小牧では午後6時10分に明徳町のビッグハウス明徳店前で、同6時50分から澄川町のマックスバリュ澄川町店前で、同7時半から日新町の住宅団地で、それぞれ街頭演説を予定している。



















