第50回衆院選が15日、公示された。道9区(胆振・日高管内)は届け出順に、共産党新人の立野広志氏(67)、自民党新人の松下英樹氏(34)、立憲民主党前職の山岡達丸氏(45)の3氏が午前9時までに立候補届けを済ませ、室蘭市内で第一声を放った。「政治とカネ」を最大の争点に、それぞれの主張や政策を訴え、27日投開票に向けて12日間にわたる戦いの火ぶたを切った。
国の姿勢を変える
立野(たつの) 広志(ひろし)候補(67) 共産・新
立野氏は午前9時10分から、室蘭市海岸町の室蘭公共職業安定所前で、集まった支持者約30人を前に第一声。「胆振・日高には、自民党政治の行き詰まりやねじれが象徴的に表れている」と指摘し、政治変革の必要性を訴えた。
昨年4月まで洞爺湖町議を務めてきたが、出馬した理由について「住民の暮らしを守るためには国政を変えなければいけない」と強調。「自民党政治は住民の暮らしに無頓着で、大企業を優遇している。介護保険から子育ての費用まで、国民の負担がますます増えている」とし、「共産党は時給1500円を目指す。大企業の内部留保への課税を財源に、中小企業も支援していく」と力を込めた。
また、災害対策の必要性も触れて「(日胆の)18市町のうち15市町で津波対策が進んでいない。(支援に対する)国の姿勢を変えていく」と呼び掛けた。
(1)共産党道9区国政対策委員長(2)虻田町議、洞爺湖町議(3)室蘭工業大学卒(4)洞爺湖町(5)
暮らしに寄り添う
松下(まつした) 英樹(ひでき)候補(34) 自民・新
松下氏は午前9時半ごろから、室蘭市海岸町のむろらん広域センタービル前で第一声。支持者ら約100人に向けて「愛する皆さんの古里のために、懸命に頑張っていきたい」と意気込んだ。
松下氏は冒頭、「これからの国を考えた時、『本当にこのままで日本はいいのか』という危機感から政治の道を志した」と出馬あいさつ。自民党派閥の裏金事件で辞職した前道9区支部長、堀井学元衆院議員にも触れておわびした上、「私は誰よりもクリーン。銀行員、民間人として培った経験から当たり前のことを当たり前にする」と誓った。
主要な政策として産業の振興を掲げつつ、近年の物価高などは国民の死活問題との認識を示し「安価で安定した供給なくして、産業、暮らしを守ることはできない。豊かな暮らし、寄り添う政治を目指す」と力を込めた。
(1)自民党道9区支部長(2)コンサル会社社長、観光関連会社社長(3)慶応義塾大学卒(4)苫小牧市(5)
信頼のある政治を
山岡(やまおか) 達丸(たつまる)候補(45) 立憲・前
山岡氏は午前9時ごろから、室蘭市東町の旧マックスバリュ室蘭東店前で出陣式に臨み、集まった支持者ら約200人(主催者発表)と一人ずつ握手。第一声で「『今の政治じゃ駄目』という皆さまの声をつなげたい」と熱を込めた。
この3年間の議員活動について「地域の皆さまの役に立つ議員でありたいとの思いでやってきた」と回顧。地域のものづくり産業や脱炭素技術を組み合わせ、新たな産業が集積するビジョンを描き、衆議院経済産業委員会で取り上げてきた実績をアピールした。
また、自民党派閥の裏金事件で堀井学元衆院議員が辞職したことにより、道9区が公職選挙法違反の舞台になったと指摘し、「政治の信頼が大きく揺らいでいる。全国から注目されているこの地域から、信頼のある政治をつくるという声を結果にしたい」と声を張り上げた。
(1)立憲民主党副幹事長(2)NHK記者(3)慶応義塾大学卒(4)苫小牧市(5)3
(1)代表的な肩書(2)主な経歴(3)最終学歴(4)現住所(5)当選回数

















