千歳市花園の「サケのふるさと千歳水族館」開館30周年を記念した、名古屋市在住の芸術家NAMIKOさんの作品展「NAMIKO 平面水族館A4の世界に住むさかなたちとにぼしたち」が27日まで開かれている。「煮干し」を群れにして生き物を描く独特の作風が世界で注目されているNAMIKOさんに創作活動、近況などを聞いた。
-千歳で作品展は2年ぶり2回目。千歳水族館の魅力は。
「水中観察窓から千歳川の中をのぞくことができるので楽しい。豊富な体験型イベントも魅力。9月のペーパークラフト作りでは、はさみを使うことで子供たちに『ものづくり』の楽しさを知ってもらえた。大人が真剣に取り組んでいる姿は意外だった」
-作品はA4サイズのケント紙に油性の色鉛筆とボールペンで描いている。
「子供が持っている身近な画材で楽しめることが伝わったらいいなと」
-煮干しで描くきっかけは。
「学生時代にデッサンの授業でモチーフに煮干しを選びました。死を表す色は単色(灰色、茶色)なのに、きらきら光る姿に魅せられて以来、ハマリ煮干しを群れにして花や楽器、人や魚を描きました」
「家族旅行で水族館を巡っていたので魚が性に合いました。ハマリ煮干しやカタクチイワシなど全13種類。個体を群れにするのが楽しい。大阪や関東のコンクールに出品すると、面白いと評価されました。小樽市の魚木彫り師・山口保さんから『コアなファンをつかめ』と助言を頂き、作品を発表する機会は竹島水族館(愛知県)や千歳水族館と徐々に広がりました」
-フランスのパリ水族館でも個展(5月~今月26日)を開いていますね。
「海外の水族館に手紙を出したところ、パリやモナコ、モントレー(米国)が手を上げてくれました。パリ水族館からは『精密画と抽象画の融合は今までにない。新たな絵画の分野になる可能性がある』と3年計画で準備を進め、今年念願がかないました。原画と複製画合わせ200点超を展示しています。日本人では、漫画家の尾田栄一郎さん(「ワンピース」の作者)、アニメ監督の宮崎駿さんがパリ水族館で作品展を開いています」
「これまで大勢の方々にお世話いただき、パリでの開催に注力できました。24日にメディアや環境保護団体、欧州の水族館関係者を招き、パリ水族館でレセプションパーティーを開きます。どれだけアピールができるかで、今後の(海外での)活動が決まってくるかと思います」



















