苫小牧署管内で自転車盗が急増 高校生と街頭啓発

苫小牧署管内での自転車盗難の認知件数の推移

 苫小牧署管内では今年も自転車盗難が多発しており、1~9月で前年同期比72件増の181件に上っている。被害者の6割が中高生で、全体の75%が無施錠だったことから高校生と一緒に街頭で自転車利用者に施錠の重要性をアピールするなど対策を強化している。

 同署によると、管内の自転車盗認知件数は、コロナ禍で外出機会が激減した2020年に前年比100件減の59件となったがその後は21年120件、22年132件、23年186件と右肩上がり。24年も前年を上回るペースで推移している。

 9月末までの181件のうち、無施錠の被害が136件と、施錠あり45件の約3倍。被害に遭った場所は駅前や自宅敷地内が目立ち、JR苫小牧駅周辺が全体の半数を占めた。

 このため、同署は今月から管内の中学校、高校に署員が出向き、学校側から生徒への注意喚起を要請。被害が多い地域でのパトロール活動を強化している。

 全国地域安全運動(11~20日)初日の11日には、駒大苫小牧高校生徒会や市防犯協会の協力を得て、苫小牧駅北口の駐輪場で街頭啓発を実施。この日も無施錠の自転車が少なくなく、自転車盗難の多発を伝えるチラシが入ったポケットティッシュを手渡したり、施錠が不十分な自転車利用者にワイヤ錠を配ったりした。

 同駐輪場を利用する苫小牧工業高校2年生の男子生徒(17)は「自転車を盗られたり、いたずらされたりしたことがあり、駅に止める際には注意が必要という認識。今は鍵を4個かけている」と話していた。

 同署の冨士本学生活安全課長は「自宅前でも被害は多発しており、短時間でも自転車から離れるときは施錠を徹底してほしい」と訴える。

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