石破茂首相(自民党総裁)は18日、就任後初めて苫小牧入りし、木場町の岩倉建設苫小牧本店前で衆院選道9区(胆振・日高管内)の自民党新人、松下英樹候補(34)を激励するため街頭演説した。石破首相は党派閥の裏金問題で失った信頼回復を掲げ、「謙虚で、公正で、公平な政治をもう一度思い起こしたい」と支持者に誓った。
石破首相は冒頭、裏金問題を受けて議員辞職した前同党道9区支部長、堀井学元衆院議員に言及して「結果として皆さんのご期待に背くことになった」と説明。「言い訳をしても通らないし、訂正をして済む問題でもない。深い反省とおわびを申し上げる」と謝罪し、「もう一度、初心に返り、一から出直しの選挙になる」と述べた。
政策では、物価高が続く現状に対し「困っている人たちへの給付金、新しい産業への給付金など、国民のための補正予算を実行したい」と約束。地方創生の観点から、カレーラーメンやよいとまけ、登別温泉など地域の特産品や名所を挙げ、「ここにしかない魅力を発信し、世界から人を呼び込む」と訴えた。
6年前に発生した胆振東部地震についても触れ、避難所のプライバシー確保などを念頭に「被災した方々に温かい手を差し伸べていかなければ」と強調し、「災害に強い国を苫小牧からつくっていきたい」と言葉に力を込めた。
また、松下氏については「苫小牧から新しい日本をつくっていくためには、次の世代に希望と夢を届ける政治家が必要。若い世代が苫小牧にいたいと思うような取り組みを松下にやらせて」と後押しした。
同党の首相が市内で応援演説を行うのは、前回衆院選の2021年10月の岸田文雄首相以来3年ぶり。会場には聴衆約1500人(主催者発表)が集まった。
















