26、27両日に高知市で開かれる全国溶接技術競技大会(日本溶接協会など主催)に、鋼構造物製作・据え付けなどを手掛ける苫小牧市内の2社から2人が北海道代表として出場する。ササキ(豊川町)の喜多濃和也さん(35)=被覆アーク溶接の部=とアイテック(川沿町)の橋本直史さん(48)=炭酸ガスアーク溶接の部=で、ともに6月の全道大会(札幌市)で最優秀賞に輝いた。初の全国大会に2人は「上位入賞を目指したい」と張り切っている。
全国大会は両部門に北海道代表各3人をはじめ、それぞれ56人が出場する。被覆アーク溶接(手溶接)は溶接棒を使って金属を溶かし薄板(厚さ4・5ミリ)、中板(同9ミリ)をそれぞれつなぐ。炭酸ガスアーク溶接(半自動溶接)は自動的に供給されるワイヤと炭酸ガスを使ってつなぐ。審査は正確性や曲げに耐えられる強度、外観に加え、レントゲン試験も行われる。薄板、中板各400点の計800点満点で競う。
喜多濃さんはササキに入社して16年目の中堅。始業前の午前5時から8時までを練習に充てている。全道大会は「仕上げはギリギリだったが、つなぎ目がしっかりでき、曲げ試験でも割れなかった」と振り返り、「全国で優勝できるよう頑張りたい」と意気込む。同社の佐々木秀尚社長は「現場のリーダー格で、全国出場は従業員の励み」とエールを送る。
橋本さんはこの道28年のベテランで、業界では後進を指導する技術指導員。全道大会6回出場、5回入賞の実力者だが、念願の全国出場に「やっと肩の荷が下りた」とホッとした表情。「本番では普段通りにできれば」と話す。
橋本さんは入賞(優秀賞10人)すれば道内で2人目の「溶接マイスター」の称号が得られるといい、「目標はトップ10入り」と力を込める。アイテックの大西奏介社長は「最年長の橋本さんは社内の要。若手の教育を担ってもらっている」と話し、ベテラン指導者の活躍を願っている。



















