行方不明者の捜索などに力を発揮する民間嘱託の警察犬と指導員に対する嘱託書交付式が8月30日、苫小牧署であった。ラフ・コリー種の「ラッシー」(2)で7月の警察犬審査会に合格し、9月1日から1年間の任期で捜査現場などで活躍する。飼い主の小島愛子さん(48)=白老町=は幼少期に見たテレビドラマ「刑事犬カール」に憧れ、ラッシーを訓練所で育成。夢がかなったことを喜び、「現場で活躍してほしい」と話している。
警察犬は、道警鑑識課に所属する直轄犬と民間の嘱託犬の2種類に分かれる。このうち嘱託犬は大規模事案の発生など直轄犬だけでは手が回らない場合に捜査などに携わる。
ラッシーは民間で訓練を受け、7月11日に札幌市内で開かれた審査会に出場。全62頭の中から52頭が合格した。ラフ・コリーの犬種はラッシーのみ。おとなしく優しい性格で、人混みの中でも落ち着いて行動できるのが特徴という。
生まれて間もなく登別市の訓練士小野寺里絵さん(48)の訓練所に入所。生後2カ月から指示に従う練習や臭いを嗅ぎ分ける訓練などを受けた。
署長室で開かれた交付式で、酒井智雄署長は「犯人逮捕や行方不明者の捜索で警察犬は大切な存在。何かあった場合はお願いします」と要請。小野寺さんは「今後も運動や訓練を通していざという時に備えたい」と話した。
任期は2020年8月31日まで。来年の札幌方面嘱託警察犬審査会で所定の成績を上げれば再び嘱託される。
















