胆振太平洋海域(室蘭―むかわ)で操業する秋サケ定置網漁が1日に解禁され、苫小牧港・西港漁港区では2日早朝、約140キロが初水揚げされた。今年は資源回復が期待されているが、初日は前年実績の2割以下。漁業関係者は厳しい出足ながらも今後の豊漁に期待を寄せている。
苫小牧漁協のさけ定置網漁部会に所属する3隻は解禁当日の1日、苫小牧の沖合に定置網を設置。2日午前1時半ごろに出港し、最初の網を引き上げた。午前4時半までに全隻が帰港し、漁船から水揚げされたサケは岸壁で雄雌の判別やサイズごとに素早く選別された。1キロ当たり平均取引価格は雄が500円で前年の初日と比べ139円安、雌も786円で同9円安となった。
道立総合研究機構さけます・内水面水産試験場(恵庭市)によると、今年の胆振太平洋海域の秋サケは放流から4年後に来遊する「4年魚」、同5年後の「5年魚」を中心に、前年比29%増の85万匹になると予測されている。
同部会の川口俊二部会長は「始まったばかり。今後の水揚げ増に期待したい」と話した。漁獲量は9日ごろから増えてくる見通し。同漁協の秋サケ漁は12月3日まで行う。
















