第3回定例道議会が10日、開会する。3日には議会運営委員会(吉田祐樹委員長)を開き、会期を10月4日までの25日間とすることを申し合わせた。道は一般会計と特別会計合わせ、総額103億5000万円の2019年度補正予算案を提出する。新千歳空港の日中時間帯の発着枠拡大に向けた緊急対策事業費も盛り込まれた。
補正の内訳は一般会計が100億1400万円で、特別会計が3億3600万円。補正後の今年度一般会計は総額2兆8700億円となる。
主な補正では、新千歳空港の機能強化緊急対策事業費として1050万円を計上。来年3月の日中時間帯の拡大(1日42便を50便に)を踏まえ、SPC(民間委託による運営権者)による空港運営業務の円滑な推進につなげるための補正。合同企業説明会の開催などで地上支援業務の人材確保を支援するほか、空港アクセス調査、ベトナム路線の誘致活動も行う。また、新千歳など道内7空港の一括民間委託に伴う、道保有の各空港ビル株式の売却収入7億5440万円を北海道航空振興基金に積み立てる。
この他、胆振東部地震で被災した厚真、安平、むかわの3町が行う営農用水施設の改修費として11億4600万円を計上。来年4月に旭川市を拠点に開校する2年制の専修学校「道立北の森専門学院」の施設設備整備費として3億5400万円を盛った。
条例関連の議案は計10件を提出。13歳未満の子どもにわいせつな画像や動画「児童ポルノ」を撮影、送信させることを求める「自画撮り要求行為」に30万円以下の罰金、常習者に6カ月以下の懲役または50万円以下の罰金を科す道青少年健全育成条例改正案も提案される。
定例会は10日に本会議を開いて、鈴木直道知事が提出議案を説明。11、12日は休会し、代表質問は13日からスタートし、17日まで2日間にわたり実施(14~16日休会)。19日から一般質問が始まり、25日まで続行(21~23日休会)。予算特別委の質疑は27日からで、10月2日まで(28~29日休会)4日間にわたり実施。3日は各常任・特別委を開き、4日に本会議を再開し議案を審議して閉会する予定だ。
















