苫小牧市と市民有志でつくる実行委員会は１日、市内表町の王子娯楽場パーク前の市道駅前本通の一部を歩行者天国にして「とまこまい☆まちなかイベントひろば」を開いた。普段は車が行き交う道路でダンスやライブが披露され、幅広い年代の人たちが思い思いにまちなかでのひとときを楽しんだ。

　中心街の活性化を目指した恒例行事。同パーク前の市道約１００メートルの区間で車の通行を数時間規制し（一日限り）、歩行者天国にした。市主体だった企画、運営は２０１７年から市民有志でつくる実行委が担っている。

　今年は、路上にＤＪブースを特設し、地元のラッパーによるライブを開いた。ダンスやスケートボード、自転車競技ＢＭＸなどのショーも取り入れ、来場者が歓声を上げていた。子どもたちはチョークで路面に落書きをしたり、縁日コーナーでヨーヨー釣りを楽しんだ。

　スケボーを初体験した市内末広町の片山梨央奈ちゃん（５）は「風を感じて気持ちよかった」とにっこり。実行委の山口勝次委員長は「運営を手伝ってくれる若い人が増えてきた。まちの活性化に協力したいという思いも聞く。人の輪を広げながらイベントを続けたい」と力を込めて語った。