道都にぎわう グルメ多彩に さっぽろオータムフェスト開幕

道都にぎわう グルメ多彩に さっぽろオータムフェスト開幕
初日からにぎわう「さっぽろオータムフェスト2019」=6日、札幌市中央区の大通公園

 道都の秋を彩るグルメイベント「さっぽろオータムフェスト2019」(実行委主催)が6日、札幌市中央区の大通公園で開幕した。「北海道・札幌の食」をテーマに掲げ、会期は29日までの24日間。12年目の今年もメイン食材に道産食材を使用するなど、本道の食文化を国内外にアピールしている。

 実行委は札幌市や札幌商工会議所、札幌観光協会など17団体で構成。道内各地の旬の食材、ご当地グルメ、道産のワインなどが勢ぞろい。期間中、延べ約350店が出店する。

 大通公園の西1~11丁目(2~3、9丁目除く)が主会場。1丁目会場は、札幌の姉妹都市のドイツ・ミュンヘンの世界最大のビールの祭典「オクトーバーフェスト」を再現。5丁目会場は道産小麦麺を使用した「HOKKAIDOラーメン祭り・喰(く)い倒れ広場」となり、7丁目には道産ワインや日本酒を提供する「大通公園7丁目BAR」がお目見え。10丁目会場は肉料理が並ぶ「お肉じゅっ丁目」、11丁目には札幌を中心とする人気のフレンチやイタリアン料理店のシェフたちが「食のクリエイトステージ」を開設している。

 初日は6丁目会場でオープニングセレモニーを実施。実行委の柴田龍会長が「昨年の9月6日に胆振東部地震が発生し、今でも不自由な生活をされている方もいる。このイベントで元気を発信し、少しでも復興支援の一助になれば」とあいさつ。札幌市消防音楽隊がミニコンサートを開いてイベントが幕開けし、初日から各会場ともにぎわいを見せている。

 昨年は開幕日前日に胆振東部地震が発生し、当初予定していた24日間の会期を16日間に短縮して開催。期間中の来場者数は172万人と前回(203万2000人)を下回ったが、1日当たりの来場者数は大幅に上回った。

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