平取町の版画家こだまみわこ=本名・児玉美和子=さん(56)の作品展が10日まで、苫小牧市表町の喫茶プロムナードで開かれている。今年手掛けた新作版画11点を展示している。
会場には、0号(18センチ×14センチ)からB4判(25・7センチ×36・4センチ)の多色刷りの版画が並ぶ。いずれもシナノキのベニヤ板を使っているという。
味わい深い色彩感覚で、シカやアライグマ、フクロウなど道内でよく知られる動物をモチーフに描いている。こだまさんは「思ったまま、感じたままに見て」と呼び掛ける。
「春の庭」は、空を舞うチョウの視点で、森をゆく鳥やシカの姿を躍動的にとらえた。
こだまさんは1963年北見市出身。89年武蔵野美術大学大学院卒後、札幌市内の予備校講師として美術を教えていたが、91年に平取町に移住した。2015年には川上澄生美術館(栃木研鹿沼市)の第21回木版画大賞展で最高賞の大賞を受賞している。
全国各地で作品展を開いており、宮沢賢治や聖書の世界をモチーフにした作品も。幻想的な作風を愛するファンは市内にも多い。
午前10時~午後6時(日曜は午後1時から)。
















