建設から50年が迫る苫小牧市総合体育館(総体)=市内末広町=について、苫小牧市は施設の老朽化を踏まえ、建て替えや大規模改修、移転などの方向性を今年度中に取りまとめる方針を示した。2026年度までは現在の施設を継続利用する意向だが、利用者アンケートの結果や今後の財政見通しなどを勘案した上で方向性をまとめ、施設更新に向けた検討作業を本格化させる考えだ。
総体は1973年7月に完成。各級スポーツ大会で利用されるアリーナ(主競技場)の他、剣道と柔道、卓球などの各練習室やサーキットトレーニング室、弓道場なども備えている。2012年度から指定管理者制度を導入し、年間利用者は約20万人程度で、近年回復傾向にある。
市は同施設更新の方向性を固めるため、8月から施設利用者とスポーツ関連団体を対象にアンケート調査を実施。総体の主な役割や現在の問題点をはじめ、必要な機能、観客席数の他、施設について▽現地改修(大規模改修含む)▽現地建て替え▽移転新築―などの考え方について質問。移設場所の候補として緑ケ丘公園や市内中心部、その他の三つを挙げている。
5日の市議会定例会の一般質問で、総体の見通しを質問した首藤孝治氏(改革フォーラム)への答弁で市が示した。
福原功副市長は「相当な規模の投資が想定される。総合体育館の現状や利用者の意見、この先の財政状況、建設スケジュールなどを加味した上で、建て替えなのか大規模改修か、その方向性を今年度中に示せるように協議を進めたい」と説明した。
また、施設更新に向けた準備が本格化した際に基本構想や基本計画の策定、交付金の申請などの業務負担を考慮し、「組織体制を含む効率的な業務遂行のため、横断的に対応できるよう対処する必要がある」とも述べた。
















