苫小牧市立中央図書館はこのほど、館内講堂で児童文学作家いとうみくさんの講演会「物語を書くということ」を開催した。市民約80人が来場し、児童向けの本を書くようになった経緯などについて熱心に耳を傾けた。苫小牧読み聞かせ文庫活動連絡会共催。
いとうさんは、神奈川県生まれ、東京都在住。「糸子の体重計」「かあちゃん取扱説明書」(以上、童心社)などの作品で知られる。
講演では「子どもの頃に入院し、暇だったので書いた動物が出てくる寓話(ぐうわ)が最初の物語」と説明。「われながら傑作だと思った」と振り返った。短期大学を卒業後、OLになったが「事務は向いていないと感じて」1年間で退職。文章の制作プロダクションで10年修業し、独立して30歳前後から児童文学作品の創作に取り組んだという。創作活動については「初期はストーリーを重視していたが、途中から物語を書くとは人を書くことだと気が付いた」と登場人物の設定や人間性を重視するようになったことを伝えた。
いとう作品のファン、梅田真緒さん(13)=市内三光町=は「作者に会えてとてもうれしい。いとうさんの本は、人と人との関わり合いを深く書いているので考えさせられる」と話した。
















