第4次安倍再改造内閣の顔触れが決まったことを受け、胆振日高地区の各政党関係者の思いはさまざまだ。与党の支部関係者らは「安定した布陣」「地元出身者の入閣を歓迎」と話すが、野党側は「安倍首相の考えに近い人ばかり」「世論の声を聞いていない」など評価は厳しい。
自民党道9区支部長の堀井学衆院議員は、初入閣者が多いものの「経済成長に向けた政策を進めるしっかりとした布陣」と評価する。旧早来町(現安平町早来)出身の橋本聖子参院議員の五輪・女性活躍担当相への抜てきには「地元を挙げて大歓迎。五輪出場経験があり、来年の東京五輪・パラリンピックを成功に導いてくれる」と喜び、女性活躍担当相としての手腕にも期待を込めた。
公明党日胆総支部連合会長の安藤邦夫道議は「官房長官や副総理といった主要ポストは変えずに小泉進次郎氏など若手を積極的に登用しており、安倍首相が言う安定と挑戦を感じた」と語る。道内には白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)や鉄路存続問題、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致など国政に絡む課題も多いとし、「安定した内閣で課題解決に取り組んでほしい」と話した。
立憲民主党道9区総支部代表代行の沖田清志道議は「この時期に内閣を改造する意味が分からない。安倍首相が喜ぶことをしてきた人たちが登用された印象」と厳しく指摘する。働き方改革や女性活躍社会、全世代型の社会保障改革など次々と打ち出している政策に「実際に成果が出たかどうかは不透明。小泉環境相はこれまで『原発はいらない』と言ってきたが、その主張を閣僚として貫けるのか注目したい」と述べた。
国民民主党道9区総支部代表の山岡達丸衆院議員は「過去に政権が吹っ飛ぶような不祥事を起こした人が何人も入閣している。ある種の政権側の開き直りを感じる」と警戒感を強める。10月の消費税増税で市民生活への打撃が懸念され、日韓関係の悪化や北方領土問題など外交課題も山積している状態で、「野党の在り方も問われている。緊張感ある政治を取り戻す」と力を込めた。
共産党苫小牧地区委員会の西敏彦委員長は、新内閣に対して「『右へ倣え』の考えを持つメンバーばかり。改憲を目指す安倍首相にとって自らの思想を反映させやすい顔触れと言える」と分析する。今年の参院選では改憲に前向きな勢力が国会発議に必要な3分の2議席を割った。その結果を踏まえ「国民は改憲を望んでいない。国民の本当の思いを安倍政権は無視しているように見える」と批判する。
















