画家・佐藤恵利子さん、菜の花畑描く 来年用カレンダーに「安平の春」

画家・佐藤恵利子さん、菜の花畑描く 来年用カレンダーに「安平の春」
採用した「安平の春」のカレンダーと笹原頭取、佐藤さん、及川町長(左から)=13日、札幌市中央区の道銀本店

 北海道銀行は13日、顧客や取引先に配布する2020年絵画カレンダーに、風景画「安平の春」を採用したと発表した。札幌市在住の画家、佐藤恵利子さん(61)の水彩画で、菜の花畑をメインに安平町ののどかな風景を描いた。胆振東部地震から1年が経過し、笹原晶博頭取は「被災地の皆さんに心を、思いを寄せることにつながってくれれば」と話した。

 札幌市中央区の道銀本店で、笹原頭取、佐藤さん、安平町の及川秀一郎町長の3人が記者会見し、発表した。道銀のカレンダーは同行設立以来、毎年作製し69回目。カレンダーに使う絵は、印刷会社に提案してもらった作品から選考しており、今回は20作品の中から佐藤さんの水彩画を選んだ。

 会見した佐藤さんは、5月下旬に初めて安平町を訪れ「菜の花畑を巡り、大地に広がる黄色い多くの美しさに、とても気持ちが明るくなり、勇気づけられるような思いがした。その感動を絵にしたいと思いました」と制作の動機を語った。20号の作品「安平の春」については「再生と希望を象徴する黄色を主役として、人の営み、命の息吹を感じられるように描きたいと思った」と説明し、「たくさんの皆さんが、この絵を目にすることになると思う。そのことによって安平町をはじめ、多くの被災地に思いをはせていただけたら」と述べた。

 及川町長は「胆振東部地震から1年が過ぎ、新たな出発という時期。町も数年前から菜の花観光に力を入れている。安平の魅力が最大限に凝縮された絵」と絶賛した。

 笹原頭取は道銀も安平町に早来、追分両支店を構え、胆振東部地震の被害を受けたことを説明した上で、「とりわけ大きな被害があった厚真、安平、むかわの3町の皆さんに何ができるのか、ずっと考えていた」と強調。「安平の春」は「まさに運命的で、素晴らしい絵に出合うことができた。これも大事な応援の一つになるのではないか」と話した。

 来年用のカレンダーは10万部作製。12月上旬から顧客や取引先などに配布される。

採用した「安平の春」のカレンダーと笹原頭取、佐藤さん、及川町長(左から)=13日、札幌市中央区の道銀本店

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る