苫小牧市の澄川西町内会(山田高士会長)は14日、澄川総合福祉会館で開いた敬老会「長寿を祝う会」に市内のアイヌ伝承グループ苫小牧うぽぽ(佐々木義春会長)を迎え、アイヌ伝統の踊りや歌などを楽しんだ。
白老で民族共生象徴空間(ウポポイ)の完成が近づき、来年の東京五輪開会式ではアイヌによる踊りが披露されることなどから、文化や伝統に触れよう―と企画した。
祝う会では、佐々木会長ら2~68歳の会員9人が、アイヌの伝統楽器ムックリ演奏や祝賀の席で披露する「座り歌」の輪唱、ツルやアマツバメをモチーフにした古式舞踊を披露し、出席した高齢者115人の長寿と健康を祝福した。
苫小牧うぽぽが町内会行事に招かれるのは初めて。同会の佐々木会長(67)は「求めがあれば今後も積極的に出向いて、文化や伝統を伝えていきたい」と語った。
同町内会の山田会長(68)は「子どもたちが楽しく踊る様子に感動した。今後、アイヌに対する理解が進んでいくと思う」と述べた。
最高齢の出席者、柏崎喜一さん(96)は「アイヌの歌と踊りを見るのは初めてだが素朴さが感じられ、楽しい気持ちになった」と話した。
祝う会では、町内の渡辺匡(ただし)さん(90)による詩吟、市内の民謡団体「雅会」によるステージも会場を盛り上げた。
















