苫小牧市錦岡の国道で昨年9月、乗用車と軽乗用車が衝突し、軽乗用車の女性(25)と長女(6)が死亡した事故で、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)の罪に問われた会社員桜庭勇太被告(29)=同市有珠の沢町=の第7回公判が17日、札幌地裁苫小牧支部(塚原洋一裁判官)であった。これまでに証人として出廷した当時苫小牧署勤務の男性警察官は「衝突直前の被告人車両の時速を168キロ」と証言したが、桜庭被告は公判冒頭で「速度の内容に間違いがある」と否定した。
今回、新たな証人として事故を鑑定した道警科捜研の男性職員が出廷。ドライブレコーダーの映像から「161キロだった」と鑑定結果を示し、正確性に問題はない点を述べた。
一方、弁護側は、鑑定結果の根拠となる衝突時の様子が記録されたドライブレコーダーの1秒当たりの静止画30枚が「等間隔に並んでいる根拠はあるのか」「(速度計算の鑑定で摩擦係数を用いたが)数値は正しいのか」などと反論した。
男性職員は「各秒の中で同じフレーム数なので安定している」「(摩擦係数は)交通事故を解析するための)文献などに基づく数値を使った」などと応じ、検察側も「(それぞれの)鑑定の信用性は否定されない」などと正確性を主張した。
事故は2018年9月25日、同市錦岡の国道36号で、千歳方面へ走行していた桜庭被告の乗用車と、右折中の瀬下布未佳さん(25)が運転する軽乗用車が衝突。瀬下さんと長女の柚月ちゃん(6)が死亡し、長男もけがをした。苫小牧署は法定速度の2倍超で走行し、3人を死傷させたとして同年12月、桜庭被告を逮捕した。
















