苫JCがIR市民意識調査 「知っている」 6割強

苫JCがIR市民意識調査   「知っている」 6割強

 苫小牧青年会議所(JC)が、市内の観光施設や商業施設などで実施したIR(カジノを含む統合型リゾート施設)に関する市民アンケート調査で、全体の6割強がIRを「知っている」と回答したことが分かった。ただ、その内容はギャンブル依存症やカジノ施設など懸念要素が多い。JCは市民理解を深めるため、24日に市内で開く例会に一般市民の参加も呼び掛け、IRに関して分かりやすく紹介する方針だ。

 IRについて市民に考えてもらう機会づくりを狙いに、6月27日から7月5日にかけてアンケート調査を実施。市内の商業施設や観光施設での街頭呼び掛けとNPO法人や高校などに協力を求め、2555人から回答を得た。

 IRに関する設問では、「知っている」が67%(1716人)、「知らない」が33%(839人)で、全体の7割弱が認知していることが分かった。このうち理解項目に関して最も多かったのは「ギャンブル依存症が懸念されている」(67%)で、次いで「IRにはカジノ施設がある」(66%)、「カジノは床面積の3%である」(12・2%)など。いずれもカジノがキーワードとなっている。

 一方、IRを知らないと回答した人の内訳は、「言葉を聞いたことがない」が39・6%、「名前だけ聞いたことはあるが、具体的なことはわからない」も20・9%を占めた。

 IR誘致において同意する項目を尋ねると、「治安が悪くなると思う」「ギャンブル依存症が怖いと思う」など不安視する意見が多いものの、「苫小牧の景気が良くなると思う」や「仕事が増えると思う」など期待する声もあった。

 アンケートを実施した同JC未来に向けたまちづくり委員会の池田俊一委員長は個人的な見解も含め、IRについてよく知られていない現状を指摘し「市民の理解を深めることが大事」と話す。

 同JCは今回の調査結果を踏まえ、24日にグランドホテルニュー王子でIRをテーマにした例会を開催。一般参加も広く受け付けて、▽IRの概要▽IRの失敗事例▽IR事業者3社の説明▽市議会議員と市職員の意見交換と質疑応答▽海外の事例紹介―の内容で説明を行う。

 JCは「賛否を問うのではなく正しい知識を学ぶ場にしたい。多くの方に来てほしい」と話している。

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