帝国データバンク札幌支店が発表した8月の景気動向調査によると、道内企業の景気DI(「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と回答した割合を差し引いた指標)は前月比0・7ポイント増の46・4となり、2カ月連続で改善し、今年に入って最も高い水準となった。全国平均DI(44・7)より1・7ポイント高く、こちらも2カ月連続で上回った。
規模別の景気DIは、大企業が前月比0・1ポイント増の47・5と3カ月ぶりに改善。中小企業は0・8ポイント増の46・1となり、2カ月連続で改善。中小企業のうち、小規模企業も2・5ポイント増の49・5と2カ月連続で改善した。大企業と中小企業の格差は1・4で、前月から0・7ポイント縮小した。
業界別の景気DIでは、「その他」を除く9業界のうち、金融、建設、不動産、製造、卸売、小売の6業界が前月比で改善。特に建設は1・3ポイント増の54・0と3カ月連続の改善で、今年に入って最も高い水準に。この他、業界別で最も景気DIが高い不動産は2・5ポイント増の56・3。金融も2・4ポイント増の54・8となり、2カ月連続で改善した。
これに対し、運輸・倉庫とサービスの2業界は前月から悪化。サービスは、飲食店の悪化傾向などを背景に0・3ポイント減の46・7となり、3カ月ぶりに悪化した。一方、農・林・水産は38・3で、前月から横ばいだった。
今後の景気DI見通しでは、3カ月後が46・4(前月46・9)、6カ月後が43・4(同44・0)、1年後が43・5(同43・7)と、いずれも前月の先行き見通しから悪化した。
同支店では今後について「企業からは『韓国からの観光客が減り、影響が出始めている』との声がある」と指摘し、外交問題やそれに伴う世界経済減速、消費税増税による影響も懸念。「不透明感が払拭(ふっしょく)されない状況が続いている」としている。
調査は道内1129社を対象に8月19~31日に、インターネットで実施。494社から回答を得た(回答率43・8%)。
















