苫小牧駒沢大学(有澤恒夫学長)は、市内や近郊の高校生を対象に6月に実施した進路選択に関するアンケートの結果をまとめた。大学に求める「学びの特長」として、3割強の生徒がグローバル教育や留学生との学習といった「外国語学習」に関する項目を選択。同大は、2021年に予定する学科再編の参考にするという。
アンケートは高校生のニーズを把握し、大学が目指す語学教育を中心とした学科再編が妥当であるかを検証するために企画。市内5校を含む胆振、日高管内の高校19校に在学する1、2年生3039人を対象に実施した。
アンケートの設問は、(1)大学選びで重要だと思う内容(2)魅力を感じる学問分野(3)大学での学びの特長(4)進学先エリアの4問。
大学での学びの特長については全体の34%、女子の40%がグローバル教育や留学生との学習といった「外国語学習」関連の項目を選択。魅力を感じる分野についても、女子は「看護・福祉系」に次ぐ12%が「国際・語学系」だった。
大学選びに当たっては44%が「学びの内容」を最重要視。半数以上の生徒が、「学びたい内容を道内で学べるのであれば道内の大学に進学したい」としたが「市内で学べるのであれば市内の大学に進学したい」と回答したのは5%にとどまった。
同大学の担当者は、アンケート結果について、「語学を中心とした学科再編は、高校生のニーズに応えるものであり妥当」と分析。「特に女子が語学習得に強い関心を示しており、現在は全体の3割に満たない女子学生を増やしたい本学の意向とも合致している」と述べた。
18年度に学校法人駒沢大学から京都育英館に経営が移管されて以来、落ち込みが続く学生数の増強に向けて3カ月間の春休みを含めた新しい年間スケジュール導入、公務員試験対策講座実施、留学生別科の開設などを決めてきた苫駒大。市内の大学への進学を希望する生徒が少ない現状については「学科再編後のカリキュラム内容が決まり次第、道内の高校にPRし、従来のイメージを払拭(ふっしょく)していきたい」と述べた。
















