苫小牧市消防本部は24日、市内新開町の庁舎で、危険物が流出する化学災害を想定した救助訓練を実施した。市消防署の約30人が、人命救助の手順を確認した。
訓練は化学災害への対応能力向上を目的に、毎年実施。大容量の格納庫を持つ「津波・大規模風水害対策車」や救急車など約10台も投入して行われた。
市内の工場でアンモニアが大量に漏えい。作業員2人が全身に液体をかぶる重傷で意識もうろうとなり、119番通報を受ける想定で展開された。
全長約5メートルのテント三つを連結し、それぞれ「脱衣室」「除染室」「着衣室」に区分け。防護服に身を包んだ隊員が施設内の負傷者2人を見つけると、迅速にテントに移送した。
テント内では負傷者の作業着を脱がせて、シャワー設備を備えた除染室内で、化学薬品にまみれた全身を洗浄。着衣室内で水分を拭き取るなどして救急車に収容、搬送した。
市消防署の亀尾淳署長は「万が一の化学災害発生に備え、機材の取り扱い方法や隊員間の連携の確認をできて有意義だった」と話した。
















