鶏卵製品や菓子製造販売のマザーズ(本社白老町、川上一弘社長)は、同町社台の白老本店の隣地に農業6次化複合施設「マザーズ+(プラス)」を来年4月に開設する。同社の関連養鶏農場から仕入れた卵の洗浄や選別、それを原料にした菓子作りまで一連の工程を見学できるようにするほか、施設で製造した商品を販売する。さらに既存店舗の敷地も含めた広大な土地を「ヨコストランチ」と名付け、芝生の上で牧歌的な雰囲気を楽しんでもらうなどグリーンツーリズムの機能も持たせる考えだ。
同社によると、「マザーズ+」は木造一部鉄骨造り2階建て、延べ面積891平方メートル。幅13メートル、奥行き65メートルの大きさで、道産の修正木材をふんだんに使用し、鶏舎をイメージした建物とする。
施設は同社の関連養鶏農場と連携し、鶏卵の洗浄や消毒、乾燥、選別、出荷までの機能を持たせるほか、鶏卵を使用した菓子や総菜も製造。その一連の作業風景を施設内でガラス越しに見学できる設計とした。新施設に白老本店の菓子販売店「スイーツマザーズ」を移設し、人気のシュークリームやプリン、焼き菓子といったスイーツや卵を販売する。
工事は今年8月に着手し、完成後の来年3月に仮オープン、4月にグランドオープンの予定。普通車50台分と大型バス3台分の駐車場も設ける。
また、白老本店の既存店舗と新施設建設地の敷地全体3万5300平方メートルを「ヨコストランチ」と名付けて整備。鶏舎用トレーラーハウスを設置した鶏の放し飼いスペースやサッカー場、イベントスペース、海を眺められる丘などを備えた広大な芝生広場を造り、家族連れなどにくつろぎの場を提供する。新施設のオープン後、旧スイーツマザーズ店の有効活用や、飲食施設「たまご館」のリニューアルも計画している。
同社は、白老町の北海道種鶏農場(川上一弘社長)が設立し、同町や苫小牧市、札幌市で菓子や鶏卵を扱う店舗を運営している。
川上社長はヨコストランチと命名した開発エリアについて「地域密着型で運営し、楽しい空間を創造していきたい」とし、新施設に関しては「最新の卵選別機も導入する計画。生産から加工、販売までの流れを見てもらい、子どもたちにも1次産業への理解を深めてもらえれば」と言う。



















