倒産件数は過去最少 今年度上半期道内企業状況 負債総額も3番目に少なく 東京商工リサーチ

倒産件数は過去最少 今年度上半期道内企業状況 負債総額も3番目に少なく 東京商工リサーチ

 東京商工リサーチ北海道支社は、2019年度上半期(4~9月)の道内企業倒産状況を発表した。倒産件数は111件で前年同期比3・5%(4件)減少し、1971年に同一基準で集計を開始して以降、最少を記録した。一方、大型倒産(負債10億円以上)が5件発生したため、負債総額は195億3100万円となり、前年同期比71・7%(81億5400万円)増加したものの、過去3番目に少ない額だった。

 倒産の業種別では、「サービス・他」が37件で最多。以下、「卸売業」(20件)、「小売業」(17件)、「建設業」(16件)、「製造業」(9件)、「運輸業」(7件)の順。

 地域別では、札幌市が44件と最も多い。これに旭川市(7件)、函館市(6件)、小樽市(5件)、帯広市(4件)と続いた。この他、苫小牧市は2件、千歳、恵庭両市でも各1件発生している。

 原因別では、不況型である「販売不振」が91件と全体の8割強を占めて最多。これに「過小資本」(6件)、「他社倒産の余波」と「放漫経営」、「偶発的原因」が各3件で続いた。

 同支社では「幅広い業種で慢性的な人手不足による受注機会喪失やコスト負担増、後継者難による事業承継問題などの不安材料は少なくない」と分析。年末に向けて「経営不振が続く企業の脱落を中心に、倒産発生は底ばい状態から、緩やかな増加傾向に転じる可能性が高まっている」と指摘している。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る