小学生に仕事や働くことの面白さを知ってもらう職業体験イベント「とまこまいキッズタウン2019」が6日、苫小牧市錦西町の苫小牧駒沢大学で開かれた。子どもたちは電柱からの鳥の巣撤去や車のタイヤ交換など仕事の”報酬”で手に入れた疑似通貨をケーキやアイスと交換するなどし、キッズタウンの一日を満喫した。
北海道コカ・コーラボトリング(札幌)と苫小牧市が主催した。道内主要都市で毎年開かれていて、苫小牧は7年目。仕事のミニ体験を通してさまざまな職業に触れ、社会に貢献することや世の中の仕組みを考えるきっかけにしてもらう。市内の小学3、4年生533人が参加した。子どもたちは仮想のまち「とまこまいキッズタウン」の住民という設定。働いて得た疑似通貨の「チョップ」でタウン内の店で買い物ができる。
今年の仕事体験には市内に事業所を置く27の企業や機関、業界団体、官公庁らが協力。体育館やキャンパスに仕事を提供するブースや店を展開したり、消防車両やごみ収集車、デモンストレーション用の自動車など実物や機械、制服などを持ち込んだりした。
ブースを設けた苫小牧民報社は新聞記者の仕事を用意した。「キッズタウン特別号外」の記者を希望した子どもたちは、要領の説明を受けた後、早速カメラを抱えて会場内で取材。戻って書いた原稿をスタッフがノートパソコンで画像と共に入力すると、コピー印刷機で刷り出されて自作の特別号外が完成した。
美園小3年の福士怜央さんは、建築会社のブースを取材し「家が完成したときのお客さんの笑顔がやりがいだそうです」と共感する記事を出稿。海上保安署を取材した緑小3年の水野心優記者は「海の安全を守っている。みんなの笑顔を守ることが大切だから」と書きながら、インタビューの難しさと楽しさも記事にした。子どもたちは、体験で見つけた仕事の面白さを新聞にして表情を緩めていた。
















