苫西高 創立100周年、13日に式典 女子実業補習学校開設から1世紀

茶道で交流する苫小牧西高生(右)と中国秦皇島市実験中の生徒=2017年3月

 苫小牧西高校(田邊裕二校長)=苫小牧市青葉町=は今年度、創立100周年の節目を迎えた。1919年に開校して以来、学科転換などを繰り返しながら時代のニーズに合わせた教育活動を展開してきた。13日、市内のホテルで記念式典を開き、大きな節目を祝う。

 同校は19年5月、女子生徒に裁縫や家事を教える苫小牧町立女子実業補習学校として、苫小牧中央ボウル(本町)付近で開校した。

 21年5月、市街地で起きた苫小牧大火(コイノボリ大火)では校舎が焼失。22年5月、町立実科高等女学校に昇格するも入学者数は定員の半分にも満たなかった。

 45年4月、太平洋戦争の影響で学校教育が停止。生徒たちは市内や近郊の工場に動員された。48年に道苫小牧女子高等学校に改称し終戦後の50年には道苫小牧高校と併合、男女共学化。53年4月、苫小牧西高校に改称した。55年、現在地に新校舎が落成。90年に商業科を苫小牧総合経済高校に分離し、普通科のみの単科校となった。

 一人ひとりの個性を重視した心豊かな人材育成を目指しており、生徒の自主性を尊重した自由な校風が特徴。2002年には市内2校目となる制服の自由化にも乗り出した。

 生徒数は開校時、約30人だったが1937年に400人を突破。50年に1325人、66年にはピークの1573人を数えた。現在は1学年4学級、464人。

 市内の高校で最も長い歴史を持つ、同校の卒業生は2万4000人を超える。近年の卒業生の進路は3分の1が就職、残り3分の2は専門学校や4年制大学、短期大学への進学という。

 グローバル社会進展に合わせ、生徒に国際的視野を身に付けてもらおうと、創立90周年の2009年10月、苫小牧市の国際友好都市である中国秦皇島市の実験中学と姉妹校提携。翌10年から数年おきに訪問団を派遣しており、17年3月には初めて、実験中の一行が来苫した。昨年12月にも苫小牧側から現在の2、3年生の生徒3人が訪中し、現地で交流を深めた。

 グランドホテルニュー王子で13日に行う式典は、記念事業協賛会の主催。生徒や教職員、教育関係者、卒業生に加え、実験中学の教職員・生徒も出席し、総勢約700人で学校の節目を祝う。式典では、道苫小牧女子高等学校時代の校歌と現在の校歌を斉唱する。

 式典後には、生徒会執行部主体のセレモニーも実施。入学式や学校祭、体育大会といった各種行事、実験中との交流、学校生活などをスライドで紹介する。同校出身で、東京都在住のシンガーソングライターSACHI(サチ)さんによる、100周年記念のテーマソング発表も予定されている。

 生徒会長の高野愛海さん(2年)は「歴史の重みを実感しながらセレモニーの準備を進めている。このような形で学校の大きな節目に立ち会えたことは、この先も決して忘れない」と話した。

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