日本野鳥の会苫小牧支部(鷲田善幸支部長)は6日、苫小牧市植苗のウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターで創立40周年記念講演会を開いた。会員と市民20人が参加し、タンチョウが江戸時代や明治時代、北海道や本州に広く生息していたことなどを学んだ。
同支部は1979年8月14日に設立され、今年で創立40周年。記念講演会では、北海学園大学人文学部の久井貴世客員研究員が「石狩低地帯にタンチョウが帰ってきた~古文書から探る、昔タンチョウがいた頃の話~」と題して講演した。
久井さんは「江戸時代はソデグロヅル、ナベヅル、マナヅル、タンチョウなどが北海道全域で生息していた記録がある。タンチョウは本州でも記録があり当時は渡りをしていたと考えられる」と解説。明治時代の半ばには、千歳市、空知管内の長沼町や南幌町などにタンチョウの一大生息地があったことを説明し、「近年、むかわ町や長沼町にタンチョウが飛来するのは珍しい客ではなく戻って来たと考えるべき」と力説した。
講演を聞いた鷲田支部長(69)は「大変興味深い話だった。近隣に飛来するタンチョウを温かく見守っていきたい」と話した。
















