コラム風 まちの未来

 この数年、旅行などで道内の「町」レベルの自治体に行くことが多い。それぞれの町に特色があり、都市とは違う魅力を感じている。

 「写真のまち」で知られる上川管内東川町は町内中心部に写真をあしらったモニュメントを設け、公共施設にも作品を展示する。道からグリーンツーリズム特区に指定され、修学旅行の農業体験受け入れが盛んなのは空知管内長沼町。個性的なカフェや木工作品の工房は興味深い。地域の魅力づくりに熱心な印象だ。

 2014年、日本創成会議は「40年には全国約1800市町村のうち約半数が消滅する恐れがある」とするレポートを発表した。多くの自治体が人口減少に危機感を持ち、地元の将来像を模索したことだろう。

 東川は旭川市と、長沼は千歳市や岩見沢市と隣接して誘客や生活上の利点がある一方、都市部から離れた自治体もある。一概に比較はできない。だがどんなまちも、住民と行政が地域の魅力を生かし、課題解決の意識を共有して、まちの未来につなげてほしいと願う。

 では千歳や恵庭、苫小牧の魅力と課題とは―。6日、十勝管内鹿追町で特産のそばを食べながら、「市」の未来を考えていた。(平)

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