国際永久凍土学会による土壌凍結測定プログラムが、今冬から苫小牧の大成小学校でスタートする。土壌が凍結する深さや期間を子どもたちが定期的に測定し、理科の面白さを体感しながら理解を深める内容で、胆振管内では初めて。同小学校を卒業した学会メンバーの原田鉱一郎宮城大准教授(52)が橋渡し役となり、8日に苫小牧市教育委員会に打診し快諾を得た。原田准教授は「子どもたちが興味を持ってくれたらうれしい」と話している。
測定は内径4ミリ、長さ2メートルのビニール管に食紅で色付けした水を入れ、その管を容器に入れて土中に埋め、週1回程度のペースで取り出して目視確認する内容。凍結の様子を実際に見ることで地球温暖化の影響などを体感できるという。苫小牧出身の原田准教授は「記憶にも残る」とPRしており、口コミなどを通じて「苫小牧でも広がってほしい」と期待を寄せる。
8日に原田准教授とアラスカ大の吉川謙二教授(56)の2人が五十嵐充教育長と面会。11月にも大成小に装置を設置し、12月から来年3月まで測定することを確認した。
五十嵐教育長は今回の取り組みについて「子どもの時から基礎研究に携わり、理科に興味を持てる内容。他校に広げる可能性もある」と話した。
同学会は米国、ロシア、カナダ、日本など寒冷地域がある国の研究者1000人以上が所属。同プログラムは子どもの理科離れを防ぎ、将来の研究者を増やすことを目的に、世界各地の学校に装置を配っている。日本では2011年11月に道内の芦別、根室、釧路の3校で始まり、現在は35校で行っている。
















