「東北・新潟・北海道のインバウンド拡大を目指して」―を大会テーマとする経済同友会の第43回東北・北海道ブロック会議が10、11の両日、札幌市内などで開催された。初日は野口観光社長の野口秀夫氏が「観光産業の持続的発展のための人材育成」を演題に基調講演したほか、パネルディスカッションを展開しインバウンド(訪日外国人旅行者)需要の持続的発展を考えた。
東北6県(青森、岩手、宮城、山形、秋田、福島)と新潟県、北海道の8経済同友会から約200人が参加。ブロック会議は毎年、各地域持ち回りで開催。オブザーバー参加だった北海道経済同友会は昨年の第42回から、正式メンバーに承認された。
札幌市内のホテルで開いた初日は、道経済同友会の石井純二代表幹事が「東北や北陸とは、北海道新幹線の開業で一層交流が深まっている。政府は2030年に訪日外国人6000万人を目標としており、連携して広域観光の実現を目指したい」とあいさつ。来賓の鈴木直道知事は北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産登録を目指していることや、道内7空港の一括民間委託、来年4月に白老町に開業する「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を紹介。「インバウンド拡大には、これ以上ないタイミング」と指摘し、「課題はあるが、東北の皆さんらと情報を共有して取り組むのは重要」と述べた。
この後、基調講演した野口氏は「人が育っていなければ投資はしないと、(野口観光の)創業者は言っていた」と切り出し、「私もそこで誰が采配を振れるのか、人が育っていなければ投資はできないと思っている」と強調。「今はハードよりはソフト、人材育成が重要な要素になる」と述べた。観光産業も「人手不足は避けて通れない問題」と指摘し、「集めて、育てて、定着させることが大切。働く環境の改善が必要」と提言。「育てるホテル」を目指して苫小牧市に開設した野口観光ホテルプロフェッショナル学院の取り組みも紹介した。
続いてインバウンド拡大を目指し、観光立国推進有識者会議委員の石井至氏がコーディネーターを務め、道経済部次長の山●【c59c】雅夫氏ら4人がパネリストとして参加したディスカションも展開した。
ブロック会議2日目の11日は、野口観光ホテルプロフェッショナル学院やウポポイの建設現場を視察した。
















