苫小牧市のプレミアム付き商品券  引換券到着に1カ月超  住民税非課税世帯

苫小牧市のプレミアム付き商品券  引換券到着に1カ月超   住民税非課税世帯

 苫小牧市が消費税増税に伴う負担軽減策として実施しているプレミアム付き商品券事業で、住民税非課税世帯が申請した場合、引換券が自宅に届くまで1カ月以上かかっていることが分かった。発送作業がほぼ1カ月間隔で行われ、対象者リストの照合や集計など内部作業も必要なことが背景にある。ただ、市民周知が十分ではなく、市には1日当たり30、40件の問い合わせが寄せられている。申請は11月29日が締め切りで駆け込みも予想されるが、市は「年内に届くよう作業を急ぎたい」としている。

 苫小牧市で同事業の対象となるのは、非課税世帯(約2万5000世帯)と2016年4月2日から19年9月30日までに生まれた子どもがいる世帯(約4000人)。希望者はいずれも最寄りの金融機関に商品券の引換券を持参すると、4000円で額面5000円分(500円券10枚)の商品券を最大5セットまで購入できる。

 所管する市総合福祉課によると、子育て世帯には引換券が直接送付されており、すぐに金融機関で購入することが可能。これに対し、非課税世帯は市に申請した後、引換券が送付される仕組み。10日現在の申請件数は6814件で、全体の27・15%にとどまっている。

 同事業では職員2人と臨時職員6人の計8人が専従。1日当たり平均70~80件の申請や、市民から寄せられる同30~40件の問い合わせに対応している。

 この中では申請後に亡くなったり、非課税から課税に切り替えられたりした世帯の照合など複数の確認作業があるという。毎月20日前後に集計し、簡易書留での発送を外部業者に委託しているなど、手続き上で1カ月以上を要すると説明している。

 市は増税前の7月下旬に非課税世帯へ文書を送付。市役所2階に期間限定で申請窓口を設置するなど事業をPRしているが、対象者が限られているため誤解を招かないよう広く周知できなかった事情も影響しているようだ。

 申請手続きは今後も現状のまま進めることになるが、締め切り間際の受け付け分は「12月中旬に引換券が発送できるよう内部作業をスピードアップさせたい」としている。

 商品券の購入期限は20年2月28日、使用期限は同年3月31日まで。担当者は「不明な点があれば市に相談を」と話している。

 問い合わせは市総合福祉課 電話0144(84)4066。

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