2020年秋に苫小牧、札幌両市で開催される「第44回全国育樹祭」の1年前キックオフイベントが12日、札幌市北区の北海道大学高等教育推進機構の大講堂で開かれた。タレントで構成作家の鈴井貴之さんが記念講演したほか、苫東・和みの森運営協議会などが事例を発表。樹木との触れ合いや学びなどを推進する「木育」の大切さを考えた。
道や国土緑化推進機構などが主催し、「国民参加の森林(もり)づくり」シンポジウムとして開催。「北海道の『木育』、わたしたちの『木育』、これからの『木育』」をメインテーマに掲げ、約350人が参加した。
主催者を代表して土屋俊亮副知事が「全国育樹祭に向け、この1年間さまざまな行事を展開していきたい」とあいさつした後、鈴井さんが「森は生きている。そしてその森で僕は生きている。」を演題に記念講演。故郷の赤平市に8年前に購入した原野を切り開いて住居にしてきた体験を、ユーモアを交えて披露。「自然の中に身を置くと人間のちっぽけさが分かり、謙虚になった」などと語った。
この後、苫東・和みの森運営協議会副会長の上田融さんが「苫東・和みの森が、さまざまな人の人生を変えた」、旭川農業高校が「『音』をキーワードにした木育の推進」などをテーマに事例を発表。
最後に北海道観光まちづくりセンター代表委員の宮本英樹さんがコーディネーターを務め、上田さんやKEM工房主宰の煙山泰子さんらがパネリストとして参加したパネルディスカッションも実施。「わたしを変えた『木育』、社会を変える『木育』」をテーマに、木育の効果などをざっくばらんに語り合った。
来年の全国育樹祭の本道開催は1987年(千歳・苫小牧・札幌市で開催)以来、33年ぶり2度目。札幌市豊平区の北海きたえーるが式典会場となり、07年に全国植樹祭会場となった苫小牧市静川の「苫東・和みの森」がお手入れ会場になる。育樹祭の開催日程は来年1月ごろに決定・公表される。
















