9月に特殊詐欺被害を未然に防いだ、セブンイレブン苫小牧大町1丁目店の副店長、滝尾和浩さん(23)に11日、苫小牧署の酒井智雄署長が感謝状を贈った。滝尾さんは、プリペイドカードの購入に訪れた70代男性に対し、冷静に対応して詐欺を見抜いた。同署が啓発に改めて力を入れた直後の出来事で、滝尾さんは「詐欺を防ぐことができてよかった」と笑顔を見せた。
同署によると、9月3日から同月7日まで、市内70代男性の携帯電話に資産家を名乗る相手から「3億円を贈与したい」とメールがあり、男性が返信したところ「手続きで5000円の電子マネーが必要」と再返信があり、7日午前9時ごろに同店にプリペイドカードを購入しに訪れた。
店内で男性に対応した滝尾さんは「(男性に)購入したいカードの種類を聞いたら、『ちょっと分からない』という答えだった」と振り返る。同署が特殊詐欺防止を啓発する一環で、8月に市内の大手コンビニ系列店の従業員向けに注意を促したばかりで、滝尾さんは「詐欺が疑われるケース」と気が付いた。
男性とは10分ほど押し問答したが「だまされてほしくない、という自分の気持ちを伝えた」と回顧。携帯のメールを確認し、詐欺と判断した上、苫小牧署に届け出た。特殊詐欺に対応したのは初めてで「(8月に)警察から話を聞いていたので詐欺と分かった」とほっとした表情。
同署が11日にイオンモール苫小牧店で行った啓発行事の一環で表彰し、酒井署長は「機転を利かせて詐欺を未然に防いでいただいた」などと感謝した。
















