丸全北海道運輸が物流倉庫を新設 需要増で自社対応強化、来月の本格稼働目指す

丸全北海道運輸が物流倉庫を新設 需要増で自社対応強化、来月の本格稼働目指す
苫小牧市新明町の敷地内に完成した第2倉庫

 物流企業の丸全北海道運輸(本社札幌市)は、苫小牧市新明町の苫小牧営業所敷地内に2棟目の倉庫を建設した。新規受注など需要増に伴う措置。今月1日に竣工(しゅんこう)し、化学製品や建築資材などを順次受け入れながら11月の本格稼働を目指す。営業力をさらに高め、5年以内に隣接地へさらに2棟の倉庫を新設する計画だ。

 同社は丸全昭和運輸(本社東京)のグループ会社で、1987年に分社化した。苫小牧市、江別市、札幌市に拠点を構えている。苫小牧には既存の第1倉庫(鉄骨造り平屋建て、床面積2986平方メートル)があり、缶詰の材料となるブリキシート、飼料などの化学製品、農業用トラクターなどを保管している。

 近年は新規の荷主が増え、自社倉庫以外に苫小牧市内の倉庫を2カ所(床面積計3300平方メートル)を借りて対応。「自社倉庫で安全に責任を持って保管する必要がある」(須藤剛社長)とし、今年6月に第2倉庫を着工した。

 新設した倉庫は鉄骨造り平屋建てで床面積974平方メートル。本州からのフェリーやRORO船(フェリー型貨物船)で荷揚げされた水処理剤などの化学製品や、JRコンテナで輸送された断熱材などの建築資材を一時保管し、道内の製紙会社や上水道施設、住宅メーカーに供給する。

 水処理剤なら200リットルドラム缶換算で最大1万本以上、断熱材の場合は1ケース(15キロ)で2万ケースの保管が可能。約1億5000万円をかけて建設した。

 同社は自社対応を強化する狙いから、5年以内に隣接地で1棟当たり床面積1500平方メートル規模の倉庫を2棟新設する計画。昨年10月に江別市でじゃがいもを保管する貯蔵庫を開設し、道内農産品の取り扱いも始めたことを踏まえ、「苫小牧にも低温倉庫を建設し、農産品にも対応できるよう施設を整えたい」と話している。

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