苫小牧西高校(田邊裕二校長)は18日、3年生を対象に「命の大切さを学ぶ教室」を開いた。約150人が北海道交通事故被害者の会代表の前田敏章さんの講演を通じ、命の尊厳について考えた。
前田さんは、1995年に当時高校2年生だった長女の千尋さんを前方不注意の車によって亡くした。以来、交通事故撲滅へ向け、自身の経験を講演で語ったり被害者支援活動を続けている。
同校では、戦後73年間の交通事故による死者は95万人、負傷者は4666万人に上ることを説明。「絶たれた命、傷ついた心は元に戻らない」と訴え、「事故が減らない背景には車の危険性や人命を軽視した車優先社会がある」と語った。
死傷交通事故を防ぐには「運転時の安全確認を二重、三重に行うなどスピードに支配されない社会の実現が必要」と強調し「加害者がいなければ被害者もいなくなる。車や自転車の運転で決して加害者にならないで」と呼び掛けた。
松井風花さん(18)は「免許取得後は危険運転をせず、被害者を絶対につくらない社会にしたい」と話した。
















