画歴5年で道展初入賞 苫小牧 支部会員 工藤さん、水彩部門の佳作

佳作賞の「静寂」=工藤さん撮影

 苫小牧市明徳町の道展苫小牧支部会員、工藤幸俊さん(70)が描いた水彩画「静寂」が、第94回道展(北海道美術協会主催)で水彩部門の佳作賞に輝いた。春先で雪が残る白老町のウヨロ川の風景を写実的に描写した。画歴5年での初入賞に「思っていなかったことなので驚いた」と喜んでいる。

 同展は、日本画、油彩、水彩、版画、彫刻、工芸の6部門がある公募展で、今回は応募総数419点のうち、49点が入賞、235点が入選した。このうち水彩部門への応募数は114点で、8点が入賞、38点が入選した。

 工藤さんは苫小牧美術協会に所属し、市内の絵画サークル山音水彩会の会長も務める。絵にはもともと興味があり、描き始めたのは2014年。ふと立ち寄った店で同水彩会の会員募集のチラシを目にし、入会したのがきっかけだ。めきめきと実力が付き、翌年には第90回苫小牧美術協会展で、初出品ながら最高賞の美術協会賞、同年10月の道展では初入選を果たした。

 今回出品した「静寂」は、P50号のサイズに、川の流れと水面に映る光の反射や枯れ草の様子を鮮明な色使いで描いた。

 「静けさのある素朴な川が好き」と話す工藤さんは、風景画を中心に描いている。今後について「目先を変えず、自分のペースで地元の風景を描き続けていきたい」と意欲を見せた。

 また、市内では日本画部門で山本孝子さん、工芸部門で佐藤都美さんが入選した。

 入賞、入選者と会員、会友の作品計538点は11月3日まで、札幌市民ギャラリーで展示されている。入場料は一般800円、大学生500円、高校生以下無料。時間は午前10時から午後5時30分まで。

 苫小牧市内を除く入賞、入選者は次の通り(関係分)。

 ▽佳作賞 西村司(北広島市、油彩)▽新人賞 足立莉菜、中山芽映(以上、千歳市、油彩)▽会友賞 長坂栄子(恵庭市、油彩)鵜沼範考(浦河町、油彩)▽入選 阿閉美智子、平岡研治(以上、登別市、油彩)伊藤岳、桑原貴子(以上、恵庭市、油彩)鉢呂田実代(北広島市、油彩)中山留位(千歳市、水彩)渋江君子(北広島市、水彩)堀切健太(恵庭市、版画)遠藤真南、澤口太一、村田恵美(北広島市、版画)

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