インフル 道内流行の兆し 市内医療機関も警戒強める 早めの予防接種呼び掛け

インフル 道内流行の兆し 市内医療機関も警戒強める 早めの予防接種呼び掛け
ハスカッププラザで行われているインフルエンザ予防接種

 道内でも都市部を中心に、インフルエンザが流行の兆しを見せている。第41週(10月7~13日)の全道の患者総数は、前年同期比152人増の170人。札幌保健所管内は57人(前週比11人増)、帯広保健所管内は74人(同11人増)などと10万人以上の自治体でじわりと感染が拡大中。苫小牧保健所管内(東胆振1市4町)は0人だったが、第42週(14~20日)は速報値で3人に増えており、苫小牧市内の医療関係者は警戒を強めている。

 北海道感染症情報センター(札幌)などによると、1医療機関当たりの患者数が1人を超えることがインフルエンザ流行開始の目安。第41週は、帯広6・73人、札幌1・02人、市立函館1・60人と、それぞれ過去5年間で最も早いペースで患者数が増えている。苫小牧、千歳、室蘭、静内はいずれも第41週時点では0人だったが、苫小牧は第42週の速報値で0・38人となっている。

 王子総合病院(若草町)呼吸器内科の河井康孝主任科長は「18日にA型ウイルスとみられるインフルエンザに感染した幼児2人が来院した。今期初の患者でワクチンの仕入れを1週間早め、流行の兆しがあることを掲示物などで広報したい」と語る。

 すがわら内科呼吸器科(しらかば町)の菅原洋行院長も「都市部では幼児や児童を中心に感染が広がっていると聞いており、苫小牧への拡大も時間の問題」と指摘。「増税後の経済的事情からワクチン接種を敬遠する向きもあるようだが、早めの接種を」と呼び掛ける。

 ハスカッププラザ(旭町)は、事前予約して訪れた会社の従業員らへのインフルエンザワクチン予防接種を受け付けている。健康推進課によると、9月末から10月21日までに出張を含め約400人の予防接種に対応したという。担当職員は「本格的な流行期を見据え、予防接種の呼び掛けに力を入れていきたい」と話している。

 苫小牧保健所管内では、例年11月ごろに流行の兆しが見え始める。過去5年間で最も早く1医療機関当たりの患者数が1人を超えたのは、16~18年で、いずれも第45週(11月上旬)。

 同保健所健康推進課の担当者は「定点医療機関と連携し、管内の住民に外出時のマスク着用や帰宅後の手洗い、うがいの徹底など感染予防の周知を強化したい」としている。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る