2020年東京五輪のマラソンと競歩競技を暑さ対策として札幌開催に変更する案について、橋本聖子五輪相は26日、「私自身は政府という立場で、オリパラ大臣として決定したことにしっかり従い、全力でその開催に向けて努力をしていく」と述べ、30日から3日間にわたり開かれる国際オリンピック委員会(IOC)の調整委員会の議論を見守る姿勢を示した。札幌市内で開かれた自民党道連のセミナーのあいさつで、急浮上している札幌開催案について言及した。
橋本五輪相は25日にIOCのジョン・コーツ調整委員長が東京都の小池百合子知事と対談したことに触れ「あくまでも決定権はIOCにある」と強調。「IOCと大会組織委員会、東京都の3者が関係機関と連携を取りながら、3日間にわたり調整委員会で議論を重ねる」と説明し、「そして調査の結果を発表しながら、開催地が決まっていく」と述べ、正式決定は調整委員会の議論の後になるとの認識を示した。
また、来夏に迫った東京五輪全般について「イベントとして考えるのではなくて、国家の威信を懸けた経済と文化力の戦いに変えていきたい」と述べ、テロ対策や輸送対策などが大きな課題になることも指摘。「全ての省庁を横断しながら取り組む」と改めて決意を述べた。
さらに橋本五輪相は「来月、北海道の木材も使用された素晴らしい新国立競技場が完成する」としたほか、選手村の食材についても「初めて産地表示することになった。世界に北海道の食の魅力を発信していく機会にしていきたい」と意欲を示した。
















